【読書】「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考:【すぐにやれ】

『決して無理はしないけれど あきらめる事もしない』ードラゴナ・ジョースターの座右の銘

やりたいこと やるべきこと 続ける思考 井上新八

「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考
井上新八(著)

続けるコツは続けようと思って始めないこと。
ただ思いついたことはすぐにやってみる。

■メモを活用
続けるということは前段階のことがあるから続いているということになる。
続かない人は自分が何をやったか、考えたかを忘れることにあると思う。
記録は継続する上で大きな足掛かりとなる。

私の経験上、記録を残すと継続だけでなく進歩も見られるようになります。
ただメモを継続するのが大変かもしれない。
記録の対象をやめてしまうと同時に記録もしなくなるから。
著者の場合はやっていることが多いのでその心配はないが。

継続なんて大変だなと思った人は自分が今継続していることを書き出してみよう。
著者と同じく日常の当たり前を書き出す。
その習慣は毎日なのか、週一なのか月一なのか。
意外な習慣がみつかるかもしれない。
それと同時にやっているようでやってなかったことにも気がつく場合もある。
※著者はきっかけは違うがマンガ離れに気が付いている

■私の習慣をいくつか
私の習慣として著者と共通するのはヨーグルトと納豆、そしてドラクエ10。
毎日ではないが何年も続いている
まさに続けようと思っていないから続いているという状態

いつやめてもいいし、やめても再開すればいいと楽に考えている
ドラクエ10は特に。

余談だが食品については意図的に止めることもある。
その食品が効果的かを確認するため。
ヨーグルトと納豆とミックスナッツは止めると1週間ほどで明らかに不調を感じるようになる。
そんな早く違いが出るのかと思うが、実感したのだからというしかない。
不調を知りつつ確証を得るまで断食を続けるわけにはいかないので習慣を戻している。

現在試しているのはリポビタンD11。
あるきっかけで1年半ほど常飲したが2ヶ月ほど止めている。
ただこれについては体調の変化を実感するのは難しいと思っている。
なぜなら睡眠時間を優先するようになったから。
平日5時間くらいだったのを7時間以上に延ばした。
これは明らかに効果を感じている。(6時間くらいになると頭の鈍さがわかる)
言うとすれば、栄養ドリンクよりも睡眠の方が体調にいいということ。

話を本書に戻す。

■タイトル回収
本書のタイトルは長いので、単に「続ける思考」と省略しがちだが、ここはしっかり読んで欲しい。
著者が全部と言っているのは、「やりたいこと」と「やるべきこと」。

できることではない。
そして成功しそうなことでもない。

イチローの引退記者会見の話を思い出す。
ーできそうとか成功しそうとかでやることを決めたら後悔する
こんなふうなことを言っていた。

羽生善治の努力と才能についての話もある。
ー報われないかもしれないことを続けることが努力
ー(自分に才能が)あるとしたら続けられたこと

スポーツ選手や棋士というのは才能が非常に大事で、とくに早熟であることは条件かと思う。
開花するのに20年かかっていたら肉体はピークを過ぎているし、棋士は年齢制限もある。
成功するには効率よく上達する必要があると思うが、頂点を極めた二人はただ目の前のことを夢中にやっていただけだった。

私は中小企業診断士という資格に興味を持ったことがある。
起業もしたいなと思っていたので経営の基礎くらいは知っていてもいいかもと。

で、ある程度勉強が進んだ段階で気の迷いが出た。
ー独占業務のない資格を取って意味があるのか。
初心の興味を忘れ士業としての成功に目が眩んでしまったのだろう。
そして同じくらいの難易度である社会保険労務士に切り替えることにした。

これは試験本番まで続いたらあまり学習に身が入らなかった。
そのモチベーションの中ではやるだけやったと思うが、結果は余裕の不合格。
周りには応援してくれた人や期待してくれた人がいるので公言していないが、本当に後悔している。
前向きに捉えるなら、本当に後悔することを実感できたという収穫があった。

■やりたいことをやるべき
それから中小企業診断士の学習に戻ることも考えたが、もっとやりたいことがたくさんあってそれを優先するべきだと今は思っている。
周りからはそれやってどうするの? ということばかりかもしれないが興味のあることはたくさんある。

周りがそう思っているし自分自身もそういう周囲を理解できているような本当に役に立たないこと。
むしろそういうことに大きな可能性があると著者は言っている。

自分にしかわからないことと言っても、世の中には何千何万と同じようなことをやっている人がいるのが現実だと思っている。
何か始めるときに、できそうかどうかを考える必要はなく、またそれが奇抜かどうかなんてことも考える必要がない。

自分がやりたいと思ったか、それ以外に考えることはない。
すぐに始めよう。

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