アウトプットが大事なのはなんとなくわかるが、その理由がはっきりしていなかった。
・勉強界隈だと記憶や理解の助け
・自己啓発界隈だと思考の整理
こういったことがあげられるが、インプットがベースになることだしアウトプットといってもノートに殴り書きすれば済むことである。
本書でいうアウトプットはこれらとは違う。
他人に伝わるアウトプットであり、上に挙げた例はインプットの内、少なくともアウトプットではない。
ビジネス的なアウトプットはまた別だということがはっきりした。
なぜ他人に発信するアウトプットが大事なのか。
承認欲求を満たす意味もあるだろうが、他人のインプットを評価することができない、ということが一番の理由である。
見た目が9割という本が流行ったが、身なりを整えることもアウトプットと言える。
・自己理解のアウトプット
自分の弱点や足りない部分の確認
・他人理解のアウトプット
自分の強み他者へのアピール
どちらも言えることだがやってみないとわからない。
それが自己完結や絶対評価なのか他者基準なのかでアウトプットの考え方が異なる。
大学入試までは正解のあるアウトプットが多く、社会に出ると正解のないアウトプットが増えてくる。
どちらがいいというよりはステージやカテゴリの違いである。
職人の世界では師匠の技を見て覚えるということに関して一時期議論が起こったことがある。
勉強やスポーツではそんな指導はありえないからだ。
脳内作業が見えないため習得に時間がかかってしまう。
見るのは弟子ではなく師匠の方ではないかというのが私の考え。
私の解釈になるが著者は自己完結のアウトプットでの達成感に限界を覚えたのではないか。
それは正解のあるアウトプットはやり切ったとも言える。
次は自己のアウトプットを他者へ。
東大卒の挫折と述べられているが、東大卒だからこそのステップアップだったと考えられる。
自分の強みに気がついてからは、本人にとって簡単なアウトプットがあっという間に多くの支持を得られている。
本のタイトルは「ずるい勉強法」とあるが、なにが「ずる」なのかよくわからなかった、という部分は一言つついておきたい。
強いて言えば「ずるいアウトプット」の方が近いが、内容としては「うまいアウトプット」や「アウトプットのコツ」ではないか。
もっと言うと「アウトプットの王道」でいいと思った。
「最小のインプットで最大の結果を出す」とあるので本当に「ずるい方法」があるのかと思われそうだが、実のところ「全部出す」これに尽きる。
出し惜しみしない、というところで言えば、やはり著者は紛れもなく東大卒だと感じる。
出し惜しんでくぐれる門ではないからだ。
惜しみないアウトプットこそが最大の勉強法ということになる。
そしてこれはインプットの大小は実は関係がない。
最小と言っているのは最速という意味があると思っている。
全部完璧に理解してから発信しようとするのではなく、その時点でのインプットで全て吐き出す。
完成度にこだわらない。
完璧や完成というのは永遠に辿り着けないのだから、今吐き出そうが1ヶ月後に吐き出そうが完璧の前では誤差程度というのは往々にしてある。
1ヶ月で1回のより1ヶ月で30回のアウトプットの方が結果として解像度は増すのではないかというのは容易に想像できると思う。
最速を求めたら最小になるよねって。
アウトプットの機会として試験を課せられたが社会人では自分から受けない限り試験はない。
試験はないが締め切りはある。
それまでにアウトプットをしなければいけない。
そういう仕事に就いていない人でも、週に一本動画を上げる、毎日ブログを投稿するなど自分で締め切りを設定することができ、それを守れるかどうかは発信者としての大きな資質だと思っている。
ちなみに私はできていない。
と、感想を述べたが、実は私の求めた内容と違っていたので途中で読むことをやめました。
それでも新たな視点を得ることができたので、そこの部分だけでも書き残しておきたいと思い書いた次第です。
私の解釈が多分に含まれているので本書の内容とずれてしまったかもしれませんが確認したら直さなきゃいけなくなるんでこのまま書き下ろし。



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