【囲碁】名人戦第5局封じ手予想と農心杯

【10/13】

【名人戦独占中継】井山裕太名人ー芝野虎丸九段 2日目【第47期囲碁名人戦第5局】

芝野挑戦者があと3−1と追い込んでいますが、昨年の本因坊戦はここから3連敗で敗退しています。

その後の王座戦でも最後に連敗して負けているので、ここで決められるかどうかは精神的に重要。(みている側は特に)

芝野挑戦者のメンタルが左右されないとしても、井山名人が調子を取り戻すと手強いので。

昨年のリベンジというなら、逆転の雰囲気を作らせた上で勝つなんてのはマンガでは考えられそうな話。

それでは封じ手予想。

日本棋院のホームページで封じ手局面が確認できますが、幽玄の間のスクショだったので転用は控えておきます。

14−9

グズむ形で生きるのがいいと思います。

もっと効率の良い生き方があるかもしれませんが、左辺を手入れするという方向性で。

切ってある一子を取られないようにと考えるとここしか見えません。

AIの判定だと名人がうまくいっていないようですが、(数手前で一気に傾いたらしい)芝野挑戦者は評価値ほど余裕はないと思います。

AIの評価値に慣れてしまった現在、80%弱という数値をみてむしろガッカリする場合もあるのでは。(80%は五分という感覚の棋士が多い傾向を感じます)

個人的にはここは名人が意地を見せて欲しいところ。

第6局の新聞解説が一力棋聖なのでぜひ登場して欲しいです。

新聞社が他社の新聞記者(次期社長)を雇うという構図を見ることができます。

【10/13】【10/14】

12日の結果
勝ち:范廷鈺九段_中押し_申旻埈九段

13日

范廷鈺九段ー日本(たぶん許家元九段)※中継ページができたらリンクを貼ります。

農心杯の第1ラウンドは14日まで。

一力九段は初戦敗退。(11日)

よく確認したら范廷鈺九段は中国の大将格で登録されていたので大将同士の戦いだったことになります。

中国の序列を知りませんでしたが、柯潔九段の一強という感じではないようです。

中国はこの2人以外は昨年とメンバーが変わっています。

昨年、井山九段の快進撃を止め、申眞諝九段に勝ちかけるも対局トラブルで負けてしまった羋昱廷九段が代表確定でないところは競争の激しい中国ならでは。

出番は来年になるでしょうが、申眞諝九段の連勝がどこで止まるか。

2020年に5連勝、2021年に4連勝で優勝をもぎ取っている現役最強棋士。

連勝記録を作るために早めの登場とかあるのでしょうか。

そもそもこの男を引きずり出すところまで日本勢が残っているのかと心配してしまうあたり、昨年の健闘の余韻はないようです。

コメント