【ゲーム】SEA OF STARS(シーオブスターズ)の感想など【GOTY候補?】

SEA OF STARSをクリアしたので感想など。

リリース前の評判がよく話題になったのでゲーム好きの方は知っている人が多いかと。
私は(思いつきで)社会保険労務士試験に挑戦したのですが、試験が8月27日でこのゲームのリリースが8月29日とドジャストタイミングだったことがきっかけで遊んでみることに。

レトロな雰囲気だったので気楽に始めたもののクリアまで70時間ほど。
たっぷり遊んでしまいました。

気楽に始めたものの思いの外ボリュームが大きくクリアまで進めなかった人が多かったのではないかと思います。
私がクリア(真エンディング)を達成した時点で、そのときに獲得できるトロフィーの獲得率が1.2%と超レア。
リリースから12日でこの状況は低いんじゃないかと。
PSだけの状況なので他ハードについてはわかりませんが、見た目の気楽さと内容の濃さのギャップの大きさを感じた人は多かったはず。

以下、テキトーに分けて。

■ゲーム性
古典的名作から着想を得たターン制RPGという商品説明の通り。
古典的名作が何を指すかは明言されていないが(私の知る限り)、まず思い浮かべるのはクロノトリガー。
エンカウントやフィールドなどはまんまそれという感じ。

バトルの雰囲気はブレスオブファイヤ3、4あたりを思い出したり。
タイミングよくボタンを押すことで、強攻撃やガードが発生したりとちょっとしたアクション要素はマリオRPG。
敵のチャージを戦略的にブレイクすることで戦闘を優位に進めていく(不利を避ける)のは、オクトパスやブレイブリーデフォルトだったか、こっちの方が遥かに新しいゲームなのに記憶が曖昧。
まあ、どこかで体験した感じ。

一つ一つは新しいものではないが、組み合わせることで新しいゲーム性を提示できたのではないかと思います。
(私が把握できていない過去作の要素もふんだんにあるはず)
個人的にはバトルのアクション要素は不要だったかと。
組み入れるならわかりやすくしないと、ストレスに感じる場面もしばしば。

真ラスボスは従来のバトルとシューティングバトルが切り替わりますが、まさにFF16。
最後ぶん殴るところも。
リリース時期を考えて、ヒントにしたわけはないでしょうが。

■操作性
非常によかった。
レトロゲームのノロノロした動きもなく、段差や壁面移動もスムーズでした。
いろいろ登れたり、飛び降りれたり丁寧に親切に作られた印象。

その一方でレトロゲームならではちょっとしたメンドさも搭載。
終盤になるまで、マップ移動は地道。
昨今のゲームでは当たり前のファストトラベルは一切ありません。

■クオリティ
グラフィックとBGMのバランスがよく、ゲームを遊んでる感じがよかったです。
グラフィックのクオリティが上がるとゲーム音楽がマッチしにくく、環境音とまではいかないですが、静かでさりげないBGMになりがちです。

ドット絵は非常に丁寧で、カットシーンのアニメーションはクオエリティを抑えてバランスを取った印象。

テキストはそれなりに雑。
少々読みにくいところがありますが、多言語でのリリースなので仕方ないのか、と。

■ストーリー
ネタバレ回避というより、うっかりウソを書いてしまいかねないので、内容には触れないように。
序盤からの伏線や物語の裏話まで非常に完成度の高い内容かと。

レーティングはIARC7+という表記でこれが何か知らないのですが(調べもしない)、恐怖を引き起こすコンテンツ、暴力(軽度)との説明。
これはそういう描写というより、物語の内容に関することかと思います。

サブ的なやつはモブキャラがしれっと教えてくれたりします。
昨今のゲームだとアイコンが表示されますが、本作は古典RPGを踏襲して余計なお世話がありません。
アイコンでちゃうともう作業。

難易度は易しめでしたが、古き良き不便さを楽しめるかどうか。

■まとめ
さっきの言葉に尽きます。
古き良き不便さを楽しめるか。

個人的に90点。(ゴッドオブウォーラグナロクが100点)

ハイクオリティのゲームに疲れた人は食わず嫌いせず遊んでみましょう。
Switch、プレステ、XBOX、steamとあらゆるハードに対応していますので、ぜひ。
また、途中の人も根気よく進めてクリアまで遊び切りましょう。

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