【金田一37歳】*重大なネタバレあり*首なしスキーヤー編の感想戦【17巻】

今回は金田一37歳の事件簿、首なしスキーヤー編の感想戦です。
17巻までの内容となります。

*重大なネタバレがありますのでまだの人は注意してください*

金田一37歳の事件簿(17) (イブニングコミックス)
天樹征丸 (著), さとうふみや (著)

私の予想編はこちら

■感想戦
犯人は赤桐でこれは正解。
これ自体はメタ視点だとわかりやすい。
というか金田一以外は推理の仕様がない事件だった。

トリックについて。
これは私のミス。

胴体が2年前の被害者のものを使っていたことに考えが及びませんでした。
気が付くポイントはありました。

予想編でも書きましたが、胴体の衣服が整っているから強引に移動したのではないというのは分かりました。
頭部と胴体は別のタイミングで移動したのではないかと。

そこで「そもそも移動していなかった」と広がらなかったのが今回のミス。

予想編では書いていませんでしたが、2年前の事件は今回の犯人を亡霊と思わせるためのミスリードだと考えたこともあったんです。
要するに作り話。

なので狐村も犯人候補に上がっていました。

ただ2年前の事件ならソースがはっきりするだろうから、その線はないなと却下したんです。
そうか2年前だったか、と。

が、頭の中には作り話説が少し残ってたようで。
発見されていない胴体の伏線を見落とす結果となりました。

トリックのキモ(早く発見させる)なんかは予想通りでした。
廊下の雪について、ポケットに忍ばせ置くのはやや無理気味と思えなくもないですが。

金田一がシャワーを使えなかったことが決定打になりましたが、これを16巻に載せちゃうとさすがに簡単。
ただ、赤桐としてはシャワーを浴びたという嘘をつくにしても、シャワー室が乾いていたら不自然に思われると気がつかなかったのか。
その見落としがなければシャワーの嘘が防げたはず。(シャワーではなく30分くらい仮眠してたとか言えた)

概ね当たっていましたが、肝心のトリックについて見落としがあり今回は負け。
気が付く一歩手前まで考えていただけに残念でした。

ただ一歩先の展開を味わうことができて今回は非常に楽しめました。

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