【金田一37歳の事件簿】17巻発売直前、首なしスキーヤー事件をメタ多めに予想【16巻】

金田一 37歳 首なしスキーヤー

金田一37歳の事件簿(17) (イブニングコミックス)

首なしスキーヤー事件を16巻の範囲で予想。
はっきり言って無茶な感じがするんですが、17巻で一気に謎解きまで進む可能性があるのでどうにかがんばります。

連載組の人は遥か高みから読んでいただけたらと。

それから内容を把握するために箇条書きしたメモを元に文章化しているのでやや雑なまとめになっているのでご了承くださいな。

■登場人物
狐村雄一郎(42)緋尻島町役場 開発企画課長
月野田萌(28)帝国女子体育大学スキー部世話役OG
涼木彩芽(21)帝国女子体育大学4年生:第二犠牲者?(16巻内では未発見)
氷森冬美(18)帝国女子体育大学1年生
絵星春香(19)帝国女子体育大学2年生
青崎夕菜(20)帝国女子体育大学3年生:第一犠牲者
嵐沢かりん(21)帝国女子体育大学4年生
赤桐透(28)帝国女子体育大学スキー部コーチ
鶴井剣人(42)帝国女子体育大学スキー部監督

■経緯
5月でも良質な雪が残る緋尻アルプスを世界にPRする企画の視察へ向かう金田一と葉山。
現地で帝国女子体育大学スキー部と合流しバックカントリースキーのプレイヤーの意見を取材する運びに。
2シーズン連続で雪山が舞台。

■事件の因縁
2年前の冬に遭難した社会人チームのリーダーが救助要請に単身降りたが行方不明。
その年の5月にワイヤーで切断された頭部だけが発見され首から下は未だ発見されていない。
それ以来、首なしスキーヤーの噂が囁かれることに。

去年当時3年生の1人が遭難して行方不明になっている。
涼木彩芽と嵐沢かりんの同期、神永美波

この事件が今回の因縁でしょう。

1年の氷森は入学前だが事件のことは知っていた様子。

■事件の流れと謎
ラウンジで青崎と別れてから葉山が血溜まりを発見するまで30分ほど。
単に歩くだけで片道15分のところに死体を運んで合流することができたのか。

ラウンジで別れて20分後に機械室にいたのは
金田一・葉山
狐村・鶴井・赤桐・月野田

メタ的になるがアリバイのある者が怪しい。(殺人自体には全員にアリバイがない)
20分以内にで死体を運んで往復するトリックが今回のキモ。
あるいはこの間に運んだと思わせるトリック。

犯人視点の描写で涼木の首を切断。
死体を窓から放り出すときに邪魔な氷柱を折っていたことが解明のヒントになるか。

金田一・赤桐・月野田の3人でトイレにいき戻ったところで廊下の雪に気が付くことで、トイレに通じる扉からの侵入が可能だと気が付く。

涼木が行方不明のままラウンジに全員が集まって朝まで過ごす。
朝6時に葉山がカーテンを開けると窓に「シンロッジニアル」という血文字を目撃。
ここで16巻は終わり。

おそらく涼木の遺体が新ロッジにあることを示している。
そうなると今度は旧ロッジから新ロッジへの移動トリックが仕掛けられていると思われる。

あとラウンジの窓に血文字を書くのも簡単ではない。
外側から書いたらしいが。
雪山の窓なんで2重窓とかになっていて外から少々擦ったくらいで中に気が付かれないのかもしれない。

私なりの経緯まとめはこんな感じ。
発見もされていない殺人のトリックを推理するとかやはり無茶。

■犯人予想
犯人予想は赤桐。

今回のトリックのポイントは死体移動と発見時間。
20〜30分で発見されることで、この短時間では内側の”誰か”では無理な犯行と思わせ「首なしスキーヤー」の呪いに絡めることが肝心。
そうなると発見を誘導している人物が怪しいことになる。

新ロッジで過ごせなくすることで旧ロッジへ誘導し、そして青崎の遺体を発見させる。
新ロッジがイタズラかなんかで使えなくなっているのに古いロッジが大丈夫だとなぜ言い切れたか。

涼木殺害前に紅茶のカップを配っている。

メタ視点になるが、見張りの人以外が部屋で過ごすシーンで第2被害者の涼木だけが眠っている。
カップに睡眠導入剤を仕込んでいたか。

見張りで金田一に付き合うと自己申告。
20〜30分したらシャワーを浴びる。

涼木殺害後、外からの侵入の可能性に気がつき全員をラウンジに集める。
そのきっかけとなった廊下の雪。
トイレにいくとき最後尾に赤桐がいるので外に出た時に雪をさっと廊下に撒くことは可能かと。
気がつかなったと言えば済む話。

青崎殺害のときも20分くらいで合流しているから時間も合っている。
死体をロッジ間で移動するトリックにこのくらいの時間がかかるんだろうと予想。

ただ青崎が都合よくラウンジに現れたから犯行時刻が限定されたが、ここをどう誘導したかは不明。
メタ視点で涼木の行動を想定済みと言っているから青崎も同じことを想定していたのかも。
現れなくても計画に支障がなかったか。

本当に「首なしスキーヤー」の呪いだとしたら旧ロッジも過ごせなくすれば一網打尽。
ターゲットだけを殺害し自分は疑われずに生還するのが今回の計画。

死体移動のトリックは?
これが分からないと推理どころか予想にもならないが正直さっぱり。

おそらく一度に移動はしておらず、新旧ロッジの移動時を利用したと思います。
多くの荷物の中に青崎の頭部があって後で据えたとして胴体をどうしたか。

犯人が赤桐だとすると旧ロッジから新ロッジにみんなを迎えにいくときには犯行を終えていたはず。
また青崎の衣服が乱れていないところから雑に運んだとは思えない。
とにかく移動すればいいというわけではないのが難しいところですが、メタ的にこれがヒントになるはず

たびたび出てくるワイヤーを使った移動ではないかと予想。
最初の荷物に遺体を入れて運ぶというパワープレイはさすがにリスクが大きいかと。
青崎の遺体を新ロッジに移動させるときに手伝いをしたのはトリックの後を回収するためか。

17巻発売直前までいろいろ考えてみましたが、16巻の範囲だとここまでが私の限界です。
17巻で解決しなかった場合はまたやり直しかと思うと、いいやら悪いやら
やや複雑な気持ちを抱きつつ17巻をお楽しみに。

コメント