【囲碁】10月第5週、決勝やら開幕やら目白押し

先週は井山名人が勝って名人戦は最終局へ。
一力天元は序盤でリードを許す展開を避けることができませんでした。
私は封じて段階で2日目の楽しみが失せていました。
仕事終わって帰宅する前に終わってるだろうと。
実際は長引きましたが実質初日で終わっていたような。

名人戦最終予選は謝依旻七段が勝って決勝へ。
決勝の相手は伊田八段とこの枠の本命。
男性対女性でもわりとフラットに観戦するのですが、次は期待を込めて観戦。(11/11)

女流本因坊戦は藤沢里菜女流本因坊の3連勝で幕。
星合三段は時間配分の課題を克服できず。
AIの予想が出ているので大逆転に見えますが、素人の私にはそれでひっくり返るの!? という感じ。
第3局の中継は張栩九段の解説が面白く深く、飽きません。
右下のコウに絡んで、黒のサガリを打った瞬間に悪手と指摘したのはさすがだと思いました。

AIが誰でも使える時代、序盤研究でいかに終盤に時間を残せるかは棋力とは別に考え方として大事なこと。
将棋の藤井聡太三冠すら秒に追われたら緩手・悪手を指してしまうんです。(それ以外の負けパターンがないのが驚異ですが)

【10/25】
【第1局】第46期棋聖戦 挑戦者決定戦変則三番勝負【一力遼天元 vs 芝野虎丸王座】

棋聖戦挑戦者決定戦です。
Sリーグ優勝の一力天元に1勝のアドバンテージのある変則三番勝負。
スケジュール的には両者同じくらい。
芝野王座は勝って最終局に持ち込むと、間に天元戦が入ります。
一力天元は第1局で負けると11月は決定戦の最終局名人戦の最終局が続くことに。
負けて迎える最終局は精神的に厳しいかも。

ちなみに棋聖戦が現在の形式になってからSリーグの優勝者しか挑戦者になっていません。
芝野王座はこの妙なジンクスを覆せるのか注目。

芝野王座は今期Aリーグ1位なので来期はSリーグ昇格となっていますが、ここで挑戦者になった場合はどうなるのか。
棋聖戦で勝てばもちろん芝野棋聖ですが、負けたら来期の順位はSリーグ1位なのか5位なのか。
また、BやCから勝ち上がった場合は。

これまでSリーグ1位しか挑戦者になっていないのでこのへんのことが未だに謎です。
Cから勝ち上がったけど挑戦手合で負けて来期はBリーグ・・・でないとおかしいことになるのか。
ただ昇級降級の人数が明言されていないのは(私調べ)このへんのことが関係しているのでしょうか。

芝野王座が謎を解くことに期待。(目的が違う)

【10/28】
【大和ハウス杯】第60期十段戦本戦2回戦【孫喆七段-藤沢里菜五段】

女流本因坊を防衛したばかりの藤沢里菜五段登場。
本戦は強敵ぞろいですが、一力天元を破っての本戦出場なので初戦敗退は避けて欲しい。

トーナメント表

第60期十段戦本戦 藤沢里菜五段 上野愛咲美四段 ライバル対決 決勝で会おう

これは作為を感じるが、私だけでしょうか。
藤沢・上野が両端と漫画みたい。

【10/29】
【第1局】第69期王座戦挑戦手合五番勝負【芝野虎丸王座-井山裕太棋聖】

芝野王座としては踏ん張りどころ。
棋聖戦挑戦者決定戦で負けたらへこんで、勝ったら最終局の直前で井山挑戦者と。
一力→井山→一力とやりごたえ抜群の1週間。
ここ3連勝でいけたら強い!

井山挑戦者としては名人戦最終局の前で弾みとするか嫌な碁にするか。

個人的には新聞解説の高尾九段の登場が楽しみです。

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