この1週間は依旻七段、上野愛咲美四段が勝って女性棋士大活躍でした。
女性初の新人王と名人リーグ入りと大注目も2人。
新人王戦の決着局は10/15ですが、まだ中継サイトはできていませんのででき次第追加します。
【10/11】
第23回農心杯第1戦【芝野虎丸九段-元晟溱九段】
ズボラな私は今週の告知は明日、名人戦の前日でいいだろうと思っていましたら農心杯の中継が入っていました。
勝ち抜き戦なので勝てば翌日も対局中継があるはず。
中韓までやるつもりで中継組んでもよさそうではありますが、まだそこまではという感じでしょうか。
中韓の強豪を知るいい機会だと思うのですが。
トップバッターは芝野九段。
ここで勝って王座戦にはずみをつけたいところ。
相手はいづれも強豪。
それこそ井山四冠クラスはゴロゴロ、半分はそれ以上という感じ。(実際は中韓の選手全員かも)
王座戦の開幕が10/29とまだちょい先。
挑戦者は井山名人ですが、名人戦が最終局にならないと日程が重ならないので過密日程によるマイナスは無し。
天元戦の挑戦者決定戦で負けたのが、ただ暇になっただけと。
第1ラウンドを勝ち抜いて充実した過密日程とできれば日本としても最高。
【10/12】【10/13】
【第5局1日目】第46期名人戦挑戦手合七番勝負【井山裕太名人-一力遼天元】
2日目はこちら
井山名人は阿含・桐山杯で負けた以来の対局。
これだけで好不調は分かりませんが、挑戦者の一力天元は明らかに不調かと。
先日の本因坊リーグでは勝ちましたが、それまで4連敗。
天元戦の第1局も、私が言っても説得力ないですが、らしくない負け方。
十段戦に続き大石を取られています。
それもしのぎが見えたかのように手抜いて死んでますから。
この調子だと現在2-2と互角ですが、あっさり4-2で決着しそうです。
内容も大差で。
天元戦の第2局は1ヶ月以上先なので、今は名人戦に注力してフルセットまでいけば井山名人は王座戦が入りますから過密日程返しで追い風に。
もちろん第5、6局で連勝して奪取というのが理想ですが。
【10/15】
【第3局】第46期新人王戦決勝三番勝負【上野愛咲美四段-外柳是聞三段】
第2局は土曜日だったので朝から観戦できましたが、上野さんの碁は迫力あって面白いです。
AI的には悪手でも人間的には最強手という打ち方で、これはこれでAIでしっかり勉強しているとも言えます。
序盤は早打ちで中終盤に時間を残す戦略は相当意識しているようで、それは序盤研究の賜物でしょう。
というか序盤に時間を使うというのは明らかに勉強不足ともとれます。
実力的に差がなくても終盤のミスの少なさが勝負の結果、棋士としての成績の差となり、この1勝1敗の積み重ねが気づけば非常に大きいものとなるのです。(素人意見)
少しでも勝率の高い戦略を立てること、これは棋士に限った話ではありません。
と、ブーメランが戻ってくる前に締めまーす。
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