『一流の頭脳』(2018年)を加筆・再編集した新版になります。
私は『一流の頭脳』という本のタイトルは聞いたことがありましたが読んだことはありませんでした。
人間の暮らしはこの100年で大きく変わったが脳は1万2000年前とほとんど変わっていない、という切り口から、運動することで脳へどういう影響や変化が起こるかを紹介する内容。
なんだったか忘れたけど、身体もそんな感じということを別の本で読んだ記憶があります。(これは余談)
まだまだ研究段階の話もありますが、納得の内容で今すぐ運動する習慣を取り入れたくなることでしょう。
なにが納得かというと、私の経験則と合っていたこと。
昔は脳トレみたいなことが好きでよくやっていましたが、頭がよくなったという実感はなくパズルを解くトレーニングにしかなっていないなと思っていました。(わかってて好きでやっていた)
また、コロナの影響でジムを退会しこの2年まともに運動しておらず、とくこの夏くらいから思考がぼんやりしてしまうことが多く、頭が冴えない感覚が常にありました。
ただ運動と脳の関連については、運動して汗をかいてさっぱりするとかストレス解消とかの話だと思っていたんですが、それ以上の素晴らしい効用が起こっていることを知りました。
以下、個人的にまとめて紹介。
科学的な話も本書ではしっかり紹介されていますが、ここでは省略します。
かなり大雑把にまとめたので本書の内容とは正確ではないところもあるかと思いますが、大間違いでなければ大目に見てください。
ちなみに今回のことで運動と脳についての本がたくさん出ていることを知りました。
本書よりもレビューの多い本もたくさんあるので、今回のテーマに興味を持った人はAmazonなんかで検索して気になった本を読んでみてください。(私は本書で満足したので他書は読みませんが)
あと、ちゃんと運動するように。
とりあえずランニングすればいいことがあります。
【ストレス対策】
心拍数が大きく上がる有酸素運動
ランニング(サイクリングやスイミングでもいい)
ウォーキングや筋トレより効果的
アルコールは最悪
【集中力】
心拍数が上がるくらいの有酸素運動
朝30分のランニング
効果が表れるまでしばらくかかるのですぐに諦めず習慣化すること
【モチベーション】
有酸素運動・インターバルトレーニング(60秒激しく動いて60秒休む)
・フィットネスバイク(おすすめ)
・ランニング(心拍数を上げる)
筋トレは効果的ではない
3週間以上続ける(すぐに効果を期待してはいけない)
【記憶力】
有酸素運動と筋トレ
暗記はジョギングやウォーキングをしながら
脳トレは効果なし
激しい運動は逆効果
【創造力】
30分のランニング
ウォーングよりも効果的
疲れ切るほど走らない
勤勉な努力(運動だけではもちろんダメ)
【学力】
心拍数が上がる運動
立って勉強する
【健康】
30分のウォーキングを週5日
20分のランニングを週3日
水泳やサイクリングでもいい
筋トレは身体の健康維持には効果的だが、脳の老化防止については研究段階
【まとめ】
以上が私の理解。
脳の部位や分泌物やその働きなどは本書にて。
目的によっては多少違いはあれど、とりあえずランニングしておけばオッケー。
なんらかの恩恵が得られます。
脳が健康健全であれば集中力もモチベーションも高く、ストレスにも負けない。
記憶力が高いとそれだけで学力も伸びやすい。
努力を継続できれば創造性も発揮される確率は高まる。
いろんなことがつながっているので、分けて考える必要もないのかもしれません。
とにかく走ってみよう、考えるのはそれからで。
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