【生まれ変わりの結果】メタルマックスゼノリボーン【低評価】

メタルマックスゼノリボーンをプレイした感想。

ゲーム用のモニターが故障して現在修理に出している状況なのでゲーム画面はありません。
ブログ用にいくつかスクショ取っておいたんですが、PS4に保存されたままです。

プレイ状況としては、発売週の週末には1周目をクリアして、そのまま2周目のラスボス以外を撃破した段階です。
その時点で飽きちゃって最大難易度までやろうと思っていましたが、やり応えなさそうだったのでやめました。
アクアリウムを踏破して終わろうと思っていたんですが、モニター故障により断念。

ここに感想を残してリボーンを終わらせることにします。

まず断っておきますが、低評価です。
いいところがありません。
ネガティブで攻撃的な内容になるかと思いますので、ご注意ください。

最初にダメかもって思ったのは購入時。
オリジナルのときもそうでしたが、ゲーム容量があきらに少ない。
オリジナルが約1.5GBとか論外ですが、今回も約6GBと明らかにPS4クオリティに達していないことが分かります。
※容量の正確な数値については現在確認ができないので違っているかも。

実際にグラフィックはPS2レベル。
PS4のゲームを遊んだことがあればこのクオリティでは世に出せないと思うんだが・・・。

操作性は非常に悪い。
文句なしに悪いです。
通路の出入り口付近で戦車を止めたら、戦車が邪魔で通れないとか謎のこだわりを感じます。
仲間もどいてくれないし。
製作者は気にならなかったのか・・・非常に気になります。

操作にちなんで戦闘も分かりにくい。
射撃モードはもっとなんとかなるだろって。

ドラクエやFFでも気づいていない敵に先制攻撃を与えるシステムはあるんで、やりたいことは分からないこともないんですが、これらはボタンひとつで済むんです。
ところがリボーンは、コマンド開いてキャラ選択して武器を選択して敵を選択すると4回もボタンを押す必要になります。
最後の敵選択は敵に照準を合わせる操作も必要なので4回以上。
とにかくめんどくさい。

この操作の中にも悪いところがあります。
まずコマンドを開いたとき、L3のアナログスティックでカーソルが動いてしまうため、戦車で走りながら視点を動かしている流れで射撃しようとコマンドを開くとカーソルが動きまくって、ボタン連打するとうっかり戦車から降りてしまったりとか本当に煩わしい。

それから武器を選択したときに照準モードに切り替わるんですが、画面そのものが切り替わるためターゲットを捉え直す必要があり、これが小さなストレスの積み重ねとなります。
画面切り替えずにできなかったのでしょうか。

戦闘に関しては、分かりにくいだけ。
モードCぽくしたらしいですが、出番のキャラに視点が次々切り替わるんで何が起こっているか把握できません。
モードCのような爽快感は皆無です。
ダメージも効いているの効いていないか分からないし、被ダメージが把握しにくいです。
敵にHPゲージなんかがあって、それが勢いよく減っていくとかあればだいぶ違ったと思います。

内容に関してはストーリー性は一切ありません。
ストーリーがないのがメタルマックスらしさのように語られることがありますが、そんなことはなくストーリーは大事です。
なんてことはないNPCとの会話の端々からプレイヤーがそこに生きる人たちの物語を感じること、自由なストーリーとはこのことではないでしょうか。
解釈すのもしないのもプレイヤーの自由です。
ドラクエやFFが漫画のようなストーリーならは、メタルマックスは一枚絵のストーリー。

どちらがいいとかいうことでもなければ、メタルマックスがどっちでなければいけないという話ではありませんが、RPGにおいてなんらかのストーリーは必要ではあると思っています。

固定キャラクターも必要があったかどうか。
オリジナルでは主人公含めて全員不快でした。
キャラについては相当叩かれたようでリボーンでしっかりと修正しています。

余計なことをしゃべらせない。

不快な発言だけでなく、伏線なる話も一切なし。
伏線の未回収対策も兼ねています。
もはやキャラ不要で従来通りメカニックとソルジャーだけで十分です。

オリジナル版をプレイした人は好きなキャラなんていなかったと思うので、いっそ全員解雇でもよかったと思います。
主人公も半身機械の意味がなかったですし。

難易度に関しては尖ってて悪くなかったように思いましたが、それは序盤だけで戦車が3台手に入ったら一気にヌルゲーと化します。
特にラスボスはあっけなかったです。

砂漠エリアに賞金首にそっくりなダミーベースという巨大な敵がいたんで、近くにいるカタストロプもダミーだと思って撃破したらまさかのエンディング・・・。
呆然のひと言。
戦闘について分かりにくいという話をしましたが、何が起こっているか、どういう戦いになっているのか把握できないまま急に撃破したんで手応えはないし達成感もありません。

戦車の改造システムは本当に簡素化されて何も面白くありません。
明かな手抜きで、ファミコン以下。

2度の発売延期の結果がこの完成度では、ゼノ2に誰が期待するのか。
バグ等の修正パッチを予定しているとのことですが、修正待っている人いるのでしょうか?

雑なところをメタルマックスらしさだといって片づけられているようで好感が持てません。
そもそもらしさとは何か?
本当に核がしっかりしていれば、らしさなんて意識しなくてもらしくなるもんだと思います。

ドラクエでいうと堀井さんなんて一番ドラクエにこだわりがないなんて言われたりしています。
それで他のスタッフが困惑するようですが、こだわらなくても出来上がったらドラクエになってしまうのは、創始者ならではの業でしょうが。

B’zはいつからかB’zらしさというこだわりがなくなったと言っています。
新しいことやろうとしても、結局B’zらしくなっちゃうことにある種の諦めを感じたとか。
だったらそんなこと考えず、好きに音楽つくればいいやって。
どうせB’zらしくなるんだし、と。

共通するのは過去にこだわらない姿勢でしょうか。
この他にも偉業と言われることを達成した人を思い浮かべてみれば、なんかそんな感じがしてくるんじゃないでしょうか。

リボーンの話に戻します。
リボーンについてはディレクターが過去作のファンということが問題なのかもしれません。
シリーズらしさを大事にしようとするあまり、無味無臭のまがい物ができあがったと言えそうです。
オリジナルの悪い部分を削いだだけの作品にするくらいなら、悪い部分は残しても(ほったらかしても)よかったので面白いと思える要素を追加くれた方がメタルマックスらしさを感じられたはずです。

小学生の頃、ファミコンの初代はとにかく友達にススメまくった記憶があります。
もちろん子供なんで布教するなんてことはできませんでしたが、貸して遊ばせていました。
私自身、何度クリアしたかわかりません。
エンディング後のやりこみなんてなくていいんです。
面白かったらまた最初から遊ぶんです。

今のゲームはボリュームが多すぎて、クリアしてまた最初からっていうのが大変になってきています。
リボーンはボリュームが少なかったことを逆手に、単純な周回プレイではなく純粋に最初から何度もプレイしたくなるようなゲームであれば大きな差別化ができたんじゃないかと思います。
まあ、それが一番難しいんでしょうけど。

こんなところでリボーンの感想を終わりにします。
言いたいことだいたい言ったんで、ゼノ2に期待しておきます。

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