金田一少年の事件簿30thシリーズの最新刊が発売されていました。
スピンオフ作品も同時発売だったのでついでに買ってみました。
すっかり忘れていて恒例の推理・整理記事を書く間もありませんでした。
当ブログ自体更新をしばらく止めていたこともあり、今回は個人で楽しんで済ませようかと思いましたが、それはそれで読む時間も取れず。
ならばと、むしろ開き直ってゆっくり事件編をまとめようかと思うに至りました。
慌てて雑になるのも嫌ですし、個人で楽しむにしても結局はしっかり振り返るわけですから。
以下、まとめる内容は3巻の範囲になります。
4巻を開いていない証拠はないので信じていただくしかありません。
真相を知っている人は高みの見物で読んでいただけたらと。
■登場人物(登場順)
宇治木政宗(32)
赤萩冬華(16)
星宮庄吉(67)
星宮つむぎ(17)
白神流星(20)・1人目の被害者
鬼倉詩乃(19)・2人目の被害者
鮫川涼馬(21)・3人目の被害者
十海七津美(34)
雨崎源五郎(58)
■謎
白神殺人時の毒針をいつ仕込んだか。
鬼倉殺人時の短時間での犯行。
金獅子が持ち去られた訳
鮫川殺人の空中密室トリック
■予想(推理ではない)
なんどか読み返しましたが今回はさっぱりわかりませんでした。
3巻の内容だけでは判断できない部分があるにせよ、あまりにさっぱり状態。
推理どころか推測にもならない予想でどうにか足掻いてみます。
白神殺人のときに毒針を仕込んだのは離席した人なら誰でもできたというのが作中での(金田一の)見解。
ただこの犯行については途中で白神がタバコ休憩を取ることが条件。
登場時からタバコを吸っていたのでヘビースモーカー的な描写があるとは言え、演舞中に必ず離席する確証はない。
かなり親しい仲であればタバコを我慢できない性分であろうことは察しがつくかもしれませんが、計画的な殺人とは言い難い。
100%白神が離席することを知っていた、あるいは離席するように何かを計画していたはず。
トリックというか計画のキモはこの白神の行動をどうやって把握したか。
鬼倉殺人については実際は白神殺人の前に行われていたことが判明し、容疑者が不明から誰でも犯行が可能だった状況に。
また最後に自殺に見せかけて殺された鮫川の容疑が晴れる。
そして鮫川の容疑が晴れると疑惑の陰が別の人物を覆う。
2人を殺し金獅子を持ち去った犯人に仕立てられてしまったが、それが鮫川でないとすればどういうことか。
所持品から金獅子が出てきた鮫川が犯人でないなら、金獅子らしきものを見つけた星宮つむぎを襲ったのは誰か。
その襲った人物は金獅子を回収した後、鮫川を自殺に見立てて殺害し金獅子の窃盗犯に仕立て上げたということになる。
あくまでこの自殺では金獅子の窃盗犯に仕立て上げることができても、白神・鬼倉の殺人犯とする根拠にはならない。
たとえ自殺に見せかけることが成功したとしても、金獅子は金獅子。
白神・鬼倉の殺人犯は改めて考えようとなってしまい、殺人犯は何がしたかったか不明。
少なくとも当初から言われている計画的な殺人とは思えない行動。
そんなやつ、いる?
星宮つむぎ、君は本当に襲われたのか?
変な電話がかかってくる話は本当?
鮫川を火の見櫓に吊るすのは1人では無理だし機械等で引っ張り上げることも状況的に無理。
空中密室の出来上がり。
これにトリックがあるとすれば、吊し上げるのが無理なら落とす。
そのために金獅子が必要だったのかもしれない。
金田一がいうように違和感だらけの自殺なのは確かだが、その確証はない。
違和感があるから空中密室を可能にするトリックを考えるという逆算思考。
というか、他に犯人がいるという結論ありきの思考なので推理というには無理があるもの。
計画的な犯行というには不確定要素が多く、誰でも犯行可能なようで1人では困難は場面も多い。
根拠をすっとばした予想になるが、犯人は星宮つむぎ。
被害者3人はそれぞれ別で共犯関係にあったんじゃないかと。
白神殺人では鮫川。
鬼倉殺人では白神。
鮫川殺人の鍵となる金獅子の盗難に鬼倉。
そんなことを予想してみました。(推理ではない)
早く真相が読みたいのでここらで締めたいと思います。
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