【囲碁】2023年開幕と2023年のランキング所感【歓喜の歌を歌えるのか】

1月5日に打ち初め式が行われ囲碁界もそろそろ動き出す頃。

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【対局Live】△一力遼棋聖ー富士田明彦七段【第48期囲碁名人戦リーグ】

12日から棋聖戦が開幕しますが、その前に名人リーグに一力棋聖が登場。
1回戦は手空きだったので今期初戦となります。

年明け最初でもありリーグ初戦でもあり、防衛戦直前ということでもあり。
当然ですが落とせない一戦。
少なくとも調子を落としてはいけません。

対する富士田七段。
今期は名人・本因坊リーグ入りを果たしたものの勝ち星なし。
そんな時に強敵と遭遇。
ちなみに本因坊リーグでも1月に一力棋聖と当たります。

総当たりだから順番は関係ないようですが、白星先行で挑戦者争いをするのと黒星先行で残留争いをするのとでは大違い。
早い段階で挑戦者争いから脱落するのはやはりさびしいもの。
一力棋聖に勝てば弾みがつくと思ってピンチをチャンスに。

初週の中継はこの1局だけ。
昨年のランキングを振り返ってみます。

■2022年のランキング

勝ち星・対局数はともに上野・藤沢・仲邑と女流トップが占めることに。
これは女流棋戦や若手棋戦の参加資格があるので自然な結果。

4・5位が芝野名人・一力棋聖。
現在の囲碁界ではこの2名が中心なのかなと。
女流棋戦のことを考慮したらこの2名が抜けているように思います。
この2部門で女流トップに迫っているのが逆におかしい。
一力棋聖の21敗のうち10敗は井山本因坊とのタイトル戦。
国際棋戦で4敗くらい。
あまり負けていないものの大事なところで負けているので、好成績という実感はないのかもしれません。

こんなふうなことを考えてみると、棋聖を取っても強くなるわけじゃないしゴールでもない。
序列1位だからこそ1つの負けが他の棋士より重くのしかかることに。
1番になってもこれでは厳しい世界です。
棋士を楽しくやっている人0人説。

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