10月第2週というタイトルで書いていますが、これは日本棋院の「幽玄の間」とは期間の数え方が異なります。
どちらが正しいかは分かりませんが、私は単に月〜日で1週と区切っています。
例えば10月は土曜スタートなので10月2日までが第1週、10月3日から第2週としています。
【10/6】【10/7】
名人戦の中継は日本棋院囲碁チャンネルではなく、囲碁将棋TV -朝日新聞社-になります。
囲碁だけでなく将棋のもやっているのでそちらも好きな方は確認してみてください。
1日目
【名人戦独占中継】井山裕太名人ー芝野虎丸九段 1日目【第47期囲碁名人戦第4局】
2日目
【名人戦独占中継】井山裕太名人ー芝野虎丸九段 2日目【第47期囲碁名人戦第4局】
名人戦も中盤へ。
ここまで井山名人の1−2と一歩後退。
第3局の前はこの展開の方が面白いと言いましたが、実際になってみるとどうか。
井山名人は第2第3局のあとも勝ち星がなく現在4連敗中と絶不調。
特に先日の阿含桐山杯の決勝は痛かったのでは。
芝野挑戦者は逆に4連勝中と好調。
去年の本因坊戦は1−3からの逆転で、碁聖戦、名人戦、王座戦とフルセットの逆転勝利を果たし、金剛力を垣間見せたところがあり、それを2度経験した芝野挑戦者は油断はもちろん、リードしている感覚もないでしょう。
逆に井山名人はいつでも勝てるなんて当然思っているはずはなく(見ている側はそう思ってしまうとこともあるが)棋聖戦の挑戦権がなくなった今、名人防衛に必死なところでしょう。
王座戦の防衛も控えており、ここも落としてしまうと本因坊・碁聖の2冠となり、他5つが5人に分かれタイトルホルダー6人という群雄割拠の時代に突入し、長く続いた井山時代にかげりがみえてしまいます。
囲碁界は盛り上がるでしょうが、本人は阻止したいでしょう。
落とせない第4局は名人の黒番。
布石・構想から仕掛けと何か準備してくるはず。
見どころは序盤かと思いますので、初日の午前中が一番面白いかもしれません。
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