【ネタバレあり】P3R本編とエピソード：アイギスをクリアした感想【疑問の多い名作】

今年の1月に始めたP3R（ペルソナ3リローデッド）とDLCのエピソード：アイギスをクリアした感想。

ATLAS作品についてはこの1年半くらいの新規です。
去年の年始くらいにP5Rを始めて秋にメタファー。
そして今年の1月下旬くらいにP3Rという流れ。
4ヶ月くらいかかったのはモンハンワイルズでGW明けまで中断していたから。
ペルソナ3はいくつかリメイクされているようですが、本作が初めてなので特に感慨もなく。

以下、感想を列挙。
純粋に本作品の感想とはならず、P5Rやメタファーの経験を踏まえた感想になっています。
わかりやすく良い悪いに分けましたが、実際は白黒はっきりするほど単純ではありません。

グラフィックはずいぶん綺麗だなと感じました。
後発リリースだったメタファーよりもクオリティが高いと感じたのは作風の影響かも。
メタファーの方が先に開発を進めていたからとか。

探索とバトルが単調に感じてしまうのはP5Rとメタファーを遊んだ後なので仕方ない部分はあるかと思います。
慣れたと飽きたが混ざった感じ。
最後に主人公が死ぬわけですが、最初から最後まで話が暗い。
アニメーションのクオリティについてはP5Rとメタファーも同じ感想です。
ATLASはアニメーションが苦手なのかと。
いや、専門的にはすごいクオリティなのかもしれませんが、そう言われても信じられない。

結局主人公は犠牲のまま。
どういう経緯で自己犠牲を選んだのかを知る話なので本編で語ればよかった。
主人公を救うのであれば真のハッピーエンドとして意味はあったと思います。
この結末について賛否はあるだろうが、変えないのであれば追加する意味があったのか疑問。
本編のエンディングで主人公が「明確」に死を迎え、仲間が闇を抱えるという描写があれば主人公の死を乗り越えるという意味もあった。
DLCから突如ギクシャクした様子だったので本編との心情的な繋がりに隔たりを感じた。（別人格は言い過ぎか）

そもそも本編でアイギスをスタメンにしていなかった人はそもそも楽しめないかも。

メティスのキャラが謎。
好き嫌いは別として、アイギスから切り離された一部（シャドー？）の実体化という存在にしては、アイギス要素が皆無。
メティスの正体が本作の最大目玉だと思っていたので、このオチは拍子抜け。
最後に消えた時も感情が1ミリもざわつかなった。
あのキャラがアイギスの一部というのは無理に思える。
そう言われたら受け入れるしかないわけで、腑に落ちたわけじゃない。

コミュとパラメーターのパートがないのでサクサク探索なのはいいと思いましたが、扉3つくらいで飽きました。
まさかこの繰り返し？　と。
探索と探索の間がないので単調に感じてしまいやすいのでは。
もっと短くしてバトル難易度を下げて、物語重視でよかったと思います。
3Dカットシーンを多めに。

オープニングで仲間割れするシーンが流れたあと、数時間前に巻き戻ってスタート。
私はすぐにこのシーンの場面がくるんだと思ってやってたら終盤も終盤。
ここを一段落にして本編の感想をまとめようと思っていたのですが、クリアしてしまったのでまとめて今回書くことになりました。

ただでさえ単調な探索な上、まだ辿り着かないのかと気持ちが逸り、探索がただ面倒に。
最後は敵無視、赤扉無視で駆け抜けました。
プレイ時間に見合った物語の味わいはありませんでした。
半ば冷めてた上に現状維持エンドは、半分でいいから時間返してと思ってしまう。
結局、何をやっていたのか、自分の記憶を疑う。

以上、クリアした感想をざっと。
時間が経てば見方も変わるかもしれないけど、あまり期待していない。
クオリティは上がったように思えるが、元の素材が好みじゃないとどんな料理も不味く感じてしまう。
ただそれも含めてリメイク作品としての完成度が高いということは十分に感じられた。
ドラクエ3とは大違い。
内容やキャラがイマイチだとしてもゲームとしての高評価も理解できる。

全体を通してあまり没入できなかったのでクリア後のロスト感がないのは良かった。（ゲームとしては褒めていない）
さて次は何を遊ぼうかと切り替えることができた。
クリア直後はなんだったのか、と疑問いっぱいだったが、一夜明けてみると妙にスッキリ。
放置するかクリアするかの狭間にあったゲームをクリアすることで、胸のつかえになっていた影を消化することができたんだと思う。

一度紐解いた物語というのは、良くも悪しくも結末は知りたいもの。
結局あれどうなったの？　と。
どうなったのかを知らないままでは前に進めなかったアイギスたち。
私も同じじゃないか。