【金田一37歳の事件簿】殺人二十面相編、完結の前に事件のまとめと軽く推理

本屋で見つけてびっくり。

金田一37歳の事件簿 殺人二十面相

殺人二十面相編の完結巻が発売されていました。

30周年の新刊ができたとき確認したのですがすっかり忘れていました。

開封する前に12巻までの内容を整理してみます。

開封する前というのは信じてもらうしかありませんが。

すでに結末を知っているという人は高みの見物で読んでいただけたらと思います。

12巻までのまとめ

江戸川乱歩展が舞台。

乱歩作品を知らなくても大丈夫だと思います。(私は一切知りません)

怪人二十面相を倣った殺人二十面相と名乗る者が今回の犯人。

被害者は以下の3名プラスα。

・葉狩京士郎(カメラマン)

・島咲蘭(インスタグラマー)

・船橋良介(ドワンゴ担当者)

・赤峰士堂(週刊マンデー記者)・・・未遂

それぞれの殺人での謎を確認。

・葉狩京士郎(カメラマン)

なかったはずの死体が2、3分後に出現したトリックとその効用。

トリックの効用はほぼアリバイ作りか別の者に疑いを向けるための2パターンでしょうか。

今回の場合は死体出現まで全員一緒にいたので、アリバイ作りと殺人二十面相という架空の犯人のでっち上げ。

どうやって隔てられた場所に死体を出現させることができたか?

・島咲蘭(インスタグラマー)

密室殺人のトリックと死体発見を早めるように誘導した意味。

密室トリックに仕立てた理由。

・船橋良介(ドワンゴ担当者)

殺人現場から移動させて現場を知られないようにした理由。

実際の現場と思しきところに落ちていた両面テープの謎。

・赤峰士堂(週刊マンデー記者)・・・未遂

未遂に終わったが、狙われた理由。

以上が大まかな謎でしょうか。

軽めに推理

早く続きが読みたいので軽めに私の推理を。

推理というより憶測、予想レベルの話になりますが。

まず犯人は、億野冴月

・葉狩京士郎(カメラマン)

死体出現のトリック。

これは出現させたのではなく、元からそこにあったと予想。

最初の双眼鏡に仕掛けをして誰もいない部屋を見せていたと思います。

そのトリックのキモが中庭に残っていて、船橋良介殺害に繋がったのだのでしょう。

・島咲蘭(インスタグラマー)

蔵の中に残ることで密室トリックを成立。(掛け軸を使った)

ただ密室トリックを用いた理由がよくわかりません。(金田一もその点を疑問視していましたが)

金田一たちが中に入ってすぐに登場したのが億野冴月でした。

死体発見を誘導したのは自分以外が集まっての集団行動をさせないためでしょうか。

・船橋良介(ドワンゴ担当者)

これは犯人にとって事故。

中庭の証拠を処分するためには単独行動が必須。

集団行動になることを予測して仮面に咥えさせていたのだと思われます。

蔵に駆けつけたときにはなかったという億野冴月のセリフは単純に嘘。

金田一が葉山との会話で何かに気がついたのですが、おそらくこのセリフの違和感や矛盾に気がついたのだと思います。

進路とは逆方向をわざわざ確認するのか、ここを通ったという割には蔵に来るのが早かったとか。

その辺でしょうか。

・赤峰士堂(週刊マンデー記者)・・・未遂

これは未遂に終わりましたが、謎としてはなぜ狙われたのか。

葉狩も同じ週刊マンデーの名刺を持っていたので週刊誌がらみで狙われる共通点があったと思います。

ただここで見逃して終わり、では犯人の動機として妙な感じになるのでこの後も何か企みがあるはずです。

ちなみに犯人のセリフで、赤峰は殺し損ねるし・・・という部分があるので赤峰は容疑者から外します。

これで赤峰が犯人だったら(梯子は自作自演)、私には推理不可。(漫画として読解不可)

以上が私の推理と予想。(ほぼ予想)

億野冴月の犯人説もあくまで可能性があるというだけで、証拠までははっきりしていません。

あと殺したい相手の行動をどうやって把握しているのかもわかりません。

非常に怪しい言動が目立ったという感じです。

まあ12巻時点では金田一も犯人の目星がついたという程度でしたので、私もこのくらいで十分かと。

 

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