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【第2局】第47期新人王戦決勝三番勝負【大竹優七段-酒井佑規三段】
今週は祝日が月・金にあったので3連休が2回ありましたが、新人王戦第1局以外に中継がなくそれだと記事にボリュームがでないなと考えていたら、すっかり忘れてしまいました。
第1局は酒井佑規三段の黒番中押し勝ちとなり、直近で本因坊リーグ入りを果たした大竹七段がその勢いで勝つものかと予想していましたが、そう単純ではなかったようです。
酒井佑規三段について。
今年は24勝6敗と勝率8割。
対戦相手を見たところ直近では依田九段と当たっていますが(負け)それ以外はなんとも言えず、大竹七段とはステージが一つ以上下がるイメージ。
まあ、大竹七段が新人王戦の出場者の中で抜けているとも言えますが。
来月に十段戦の本戦で伊田九段と当たるので若手集団から抜け出せるかどうかの試金石となりそうです。
大竹七段は本因坊リーグ入りを決めて七段へ昇段したため、急遽来季の出場権が失われてしまいました。
番勝負が始まる直前にラストチャンスを言い渡された格好です。(実際は自分の力で上のステージを勝ち取った結果ですが)
棋聖戦のCリーグで優勝したので挑戦者決定トーナメント出場となり、棋聖戦挑戦を争う最後の5人に残っているというは本因坊リーグ入りより地味だけどかなりアツい状況。
冷静に考えると鈴木伸二七段・山下敬吾九段・高尾九段・虎丸九段・虎丸九段と5連勝する必要があるので遠い話ですが。(井山名人がいないのが大きな救いか)
酒井三段が勝った場合、来季この2名は出場しないので新人王戦の居残り感が増します。
大竹七段は残り2連勝して酒井三段を来季の新人王戦争いの渦に叩き落とせるかどうか。
サムネイルに平明流・混沌流と書かれていますが、若手にこういうレッテルを貼るのは個人的に好きではありません。
棋風が囲碁ファンに知れ渡っているようであればいいですが。
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