名人戦はフルセットの末、芝野挑戦者が名人位を獲得。
女流本因坊戦は藤沢里奈女流本因坊が3連勝のストレート防衛。
三星火災杯は崔精九段が女性棋士で初の決勝進出。
現役最強の申眞諝九段と決勝三番勝負が行われますが、日本棋院では情報が更新されないので詳細は不明です。
勝ち上がりを見ると崔精九段の快挙にケチをつけるつもりは一切ありませんが、申眞諝九段の勝ち上がりが過酷過ぎて、トーナメントの偏りを感じました。
準決勝の金明訓九段は初めて聞く名前でしたが、それまでの3回全て優勝候補と戦っています。(申眞諝九段が最有力ですが)
それにしてもベスト8が韓国7中国1と韓国1強時代になりつつあります。
来週LG杯の準々決勝(11/13.14)が行われるので、名人戦を勝って気分の良い芝野虎丸九段には頑張ってもらいたいです。
申眞諝九段は過密日程になりますが、王者冥利に尽きることでしょう。
【11/7】
【姉妹対決】第34期博多・カマチ杯女流名人戦リーグ【上野愛咲美女流立葵杯-上野梨紗二段】
久しぶりにタイトル戦以外の中継。
女流本因坊戦であまりいいところがなかったお姉さんの調子が気になるところ。
妹はお姉さんよりも仲邑菫二段を意識しているのではないかと思います。
【11/11】
【第2局】第70期王座戦挑戦手合五番勝負【井山裕太王座-余正麒八段】
名人を失った井山王座が登場。
名人戦は敗れたものの、最強に打つ姿勢は健在でそれゆえに負けたと思います。
敗れて尚強し、決して不調というわけではないと思います。
何もあげない打ち方は素人がマネしてはいけない考え方で、指導者には良い教材となったのではないでしょうか。
張栩九段のAI解説によれば、AIは大石の死活に甘い傾向があるようで、50%くらいまで数値が下がると相当危険とのことです。(互角ではない)
今後の参考にしてみてください。
フルセットまでもつれた場合、第4局と第5局の間に農心杯にどちらかが出る可能性があります。
決着していれば勝った方が出ればいいですが、最終局を控えた状態だと難しい。
おそらく3番手で出る芝野虎丸九段が勝ち残ればそういう心配がなくなるので、がんばれ虎丸!
このころにはLG杯も勝っていると期待して。
王座戦と関係ない話でした。
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