囲碁界で芝野名人が十段戦を制して最年少での3冠となりましたが、将棋界では藤井聡太七段が棋聖戦で2連勝して最年少タイトルまであと1勝となりました。
そのあと1勝に届かなかった棋士は多く、優位とは言えまだ五分という感じでしょうか。
タイトル獲得となれば大きなニュースになることは間違いないですが、話題になるからといって藤井聡太を応援する棋士はいないでしょう。
渡辺棋聖の応援もいないでしょうが・・・。
私は最年少記録よりも渡辺棋聖が偉業を阻止できるかどうかに注目しています。
渡辺三冠は羽生さんの永世7冠を許していますが、その前に2度阻止してますし最初は3連敗からの4連勝をやってますので勝負はわかりません。
近年偉業が阻止されたことが2つありました。
羽生九段のタイトル100期と藤井聡太七段の王将戦での最年少タイトル挑戦。
阻止したのはどちらも広瀬章人八段。
将棋界のビッグニュースを阻止するのが業界に生きる棋士ということになります。
藤井七段の収入が低いというニュースがありましたが、パイが大きくなりにくい背景は棋士が個人の戦いということが関係していると思います。
対して囲碁界。
冒頭で話しましたが芝野名人の偉業が目立っていますが、2つの記録が阻止されています。
上野愛咲美女流本因坊の一般棋戦優勝と藤沢里菜女流二冠の名人リーグ入り。
阻止したのはどちらも一力遼八段。
これは将棋と場合違って、女流棋士の応援が多かったように思います・・・圧倒的に。
一力八段は現在の井山・芝野時代に割って入れる棋士のひとり・・・というか筆頭。
未だ7大タイトルに手が届いていないのはどういうわけか。
無冠の帝王で終わっていい棋士ではありませんので、偉業阻止だけでなく自ら偉業達成の主役になることを期待しています。
そんな一力八段は明日(6/29)大きな戦いに挑みます。
明日29日、東京の日本棋院で
碁聖戦の挑戦者決定戦が打たれます。
張栩九段と一力遼八段のカード。
張九段は2010年以来の
5番勝負出場、
一力八段は碁聖初挑戦が
懸かります。 #碁聖戦 pic.twitter.com/jhCL4QzqNG— 女流本因坊戦•KK共同通信 (@KK_joryu) June 28, 2020
碁聖戦挑戦者決定戦。
私は張栩九段を全力で応援します。
張栩九段の応援は全棋士に優先します。
若い棋士の台頭を阻止し羽根碁聖との番勝負を期待しています。
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