『ゼクレス王家 礼典の間 第二の試練について』
ある日 大魔王である そなたは
そなたの伴侶と共に 3組の貴族の夫婦を
招待して 舞踏会を開いた。
会場には そなたと 伴侶の他に
6人の貴族が いたということになる。
いずれの物も 初対面の相手とだけ握手をした。
そなたは 自分以外の 舞踏会の参加者……
6人の貴族と 伴侶を合わせた 7人全員に
何人と握手したか? とたずねた。
すると 7人全員が 異なる人数を答えた。
夫婦が初対面ということは ないし
自分自身と握手することも ありえない。
……では そなたの伴侶は
何人と 握手しただろうか?
この問題、スッキリしなかった人は多いのではないかと思います。
原因は問題が難しいのではなく、ゲーム内解説が分かりにくいからです。
自力で正解できた人もできなかった人も、解説を読んで漏れなく???となったはず。
そのゲーム内での解説が以下。
黄色いマーカーは後で説明するのでとりあえず無視してください。
参加者8人うち 自分と伴侶を引いた6人が
握手できる 最大の人数である。 つまり
皆が 握手した人数は 0人から6人のどれか。
そして そなた以外の7人は 全員異なる人数と
握手したと答えた。初対面同士で 握手するので
6人と握手した人の伴侶は 0人と握手した人。
すると 残るは1人から5人と握手した人のみ。
1人としか握手してない人は すでに先ほど
6人と握手した人と 握手済みとなる。
そのため 1人としか握手してない人の伴侶は
5人と握手した人となり さらにふたり除外され
2人から4人と握手した3人が 候補に残る。
ここまでいくと 4人と握手した人は
先ほど 5人と握手した人 6人と握手した人と
2度 握手した人とだけ 握手してないとわかる。
つまり 4人と握手した人の伴侶は
2人と握手した人となり 3人と握手した人のみが
候補に残り それが そのたの伴侶となるのだ。
すなわち 正しい答えは 3人。
この解説で納得できた人がいるのか甚だ疑問。
私はそう感じたのですが、一般的には正しい内容かもしれないので以下の話は私の個人の考え、別解程度に思っていただけたらと思います。
問題の趣旨は自分を除いた7人が何人と握手したか。
そして全員が異なる人数を答えたので0人から6人の人が必ずいることになります。
初対面同士で 握手するので
6人と握手した人の伴侶は 0人と握手した人。
いきなり意味不明。
なぜそうなるのかすっ飛ばしすぎじゃないか?
6人と握手した人は自分と伴侶以外の全員と握手をしたことになります。
なので伴侶以外は1人以上と握手したことが確定するため、6人と握手した人の伴侶が0人と答えた人に決まります。
1人としか握手してない人
これは1人と握手した人のことです。
ここだけ主観が入った否定表現になってしまい、回りくどい感じになっています。
否定表現を使うとしても全体的に硬い文章を意識しているのは分かりますが、い抜き言葉で台無しです。
そのため 1人としか握手してない人の伴侶は
5人と握手した人となり
そのため、は魔法の言葉じゃないぞ。
ちゃんと説明しなさい。
私の考えでは逆です。
5人と握手した人の伴侶が1人と握手した人に決まるんです。
まず5人と握手した人を決めることが先で、これは自分の伴侶と0人と握手した人の2人以外全員と握手したことになります。
すると5人と握手した人の伴侶と握手した人が確定した人以外は2人以上と握手したことが確定します。
そのため! 5人と握手した人の伴侶が1人と握手した人に決まるのです。
ここまでいくと 4人と握手した人は
先ほど 5人と握手した人 6人と握手した人と
2度 握手した人とだけ 握手してないとわかる。
ここまでいくとって言ってますが、私からすればここまでいくと何でもアリって言っているように思うんですが・・・。
まだ確定していない4人は2組の夫婦です。
それぞれが6人と握手した人と5人と握手した人の2人と握手したことだけが確定している状態です。
自分の伴侶とは握手しないので、4人と握手した人は残りの夫婦それぞれと握手することになります。
4人と握手した人と握手した残りの夫婦はこの時点で3人と握手しています。
そのため2人と握手した人は4人と握手した人の伴侶に決まります。
3人と握手した人のみが
候補に残り それが そなたの伴侶となるのだ。
最後の最後がまた酷い。
確かに3人と握手した人が最後に残りますが、なぜこの人が自分の伴侶となるのか。
まずこの問題は自分が何人と握手したのかが明記されていません。
問題を答える上で考えることは、伴侶が何人と握手したかだけではなく、自分が何人と握手したのかも考えないといけません。
最後に決まった3人と握手した人の伴侶は何人と握手したのか。
他の7人の握手した人数が確定したためこれ以上は握手していないことになり、3人と握手した人の伴侶もまた3人と握手したことが確定します。
そこで問題の条件として、7人が異なる人数を答えたことになっているので、3人と握手した夫婦が私とその伴侶ということになります。
すなわち正しい答えは3人、となるわけです。
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